AI時代のエンジニア向けスライド作成の備忘録【使用したプロンプト付き】
先日AI駆動開発勉強会の沖縄支部第1回に登壇しました。スライド作成でAIを活用したので備忘録として残しておきます。
なんでAIと「一緒に」スライドを作るのか
登壇資料を作るのは結構考えることが多いため、「〇〇についての資料を作って」と雑にAIにお願いするだけではよい発表になりません。
というわけで全部任せるのではなく、ステップバイステップでAIと一緒にスライドを作ってみました。
まずはざっくりとしたフロー
単純ですが全体の流れとしては次のとおりです。
- テーマ・構成の壁打ち
- スライド・台本のたたき台を作る
- スライド・台本を調整していく
- スライドで入れる画像を作成する
- レビューして改善
テーマ・構成の壁打ち
テーマ決めでは、「登壇するイベントの情報」と「自分が話したい内容」をAIに渡して壁打ちをします。
普段ブログを書く時に使っている記事の構成アシスタントプロンプトを「登壇内容の壁打ちアシスタント」として使いました。これは次の記事で公開されているプロンプトを少しだけ改変したものです。
【実演あり】GPTsの力でブログ執筆を圧倒的に楽にする方法(プロンプトも公開)|little_hand_s
アシスタントに次のように送信すれば壁打ちが始まります。
今回は特別にブログじゃなくて「LTの発表スライド」の構成を考えるのを手伝ってもらえますか?
アシスタントプロンプト自体をちょっと書き換えて「あなたは登壇経験が豊富なITエンジニアで……」という内容にしてAIに投げるものアリです。
次が実際のアシスタントAIの返答です(2025年4月24日のGPT-4.1です)。
もちろんです!LT(ライトニングトーク)の発表スライドの構成を考えるお手伝いも大歓迎です!
まず、どんなテーマやアイデアでLTをやりたいのか、ざっくりでもいいので教えてもらえますか?「なんとなくこんなこと話したい」「最近こんなことにモヤモヤしてる」みたいな抽象的な気持ちでもOKです!
もしまだアイデアが固まっていなければ、「なぜそのテーマで話したいのか」「どんな人に聞いてほしいのか」など、背景にある思いや動機も一緒に掘り下げていきましょう!
まずは、あなたの中にある「話したい気持ち」や「伝えたいこと」を自由に教えてください!(もちろん、迷っていたり、うまく言葉にできない場合は一緒に整理していきますのでご安心を!)
どうぞ、今の気持ちを聞かせてください!
会話の全履歴はこの記事の最後に載せています。
壁打ち用のアシスタントを使うメリット
次のような段階に分けてくれるため、自分の思考がきれいに「構成」としてまとまっていきます。
- 最初はとにかく頭にあるものを書き出し、それをAIがきれいにまとめてくれる
- 深堀りしてくれる
- 発表の切り口を複数提案してくれる
- 実際の構成を提案してくれる
深掘りの例
壁打ちを進めていく中で、実際にAIに質問された深掘りの返答を見てみましょう。
1. **「AIなんかムカつく!」という気持ちの根っこには、どんな体験やモヤモヤがありましたか?** - たとえば、AIを使った記事や発信に対して「これでいいの?」と思った瞬間や、SNSでの煽り発言など、印象的な出来事があれば教えてください。
2. **「でも実際は自分もAIを使っている」という気づきについて、どんな心境の変化がありましたか?** - 使ってみて「意外と便利だな」と思った瞬間や、「ここはやっぱり人間がやるべきだ」と感じたことなど、印象的なエピソードがあればぜひ!
3. **「AIに対する気持ちを絵文字やバロメーターで表現したい」とのことですが、どんなイメージを持っていますか?** - たとえば「最初は💢→今は🤔→たまに😍」みたいな変化?それとも複雑なグラデーション? - もし具体的なアイデアがあれば教えてください!
4. **このLTを通じて、聞いてくれる人にどんなことを感じてほしいですか?** - 「AIに対して素直に向き合ってみよう」と思ってほしい? - それとも「自分もモヤモヤしてたけど、ちょっと前向きになれた」みたいな共感?---
このあたりを一緒に深掘りできると、スライドの構成やストーリーがグッと面白くなります!もちろん、答えられる範囲で大丈夫ですし、「うまく言葉にできない…」という場合は一緒に整理しますのでご安心を!
自分の思考や発表を通じて伝えたいこと、進め方などを質問してくれます。
切り口のブレスト案
実際にAIが提案してくれた切り口のブレスト案も見てみましょう。
## 切り口ブレスト案
1. **「AIにイライラしたけど、実は自分も使ってた話」型** - 最初はAIにムカついていた自分が、実は日常的にAIを使っていたことに気づくまでの“心の変化”をストーリー仕立てで。 - 聞き手も「自分もそうかも」と共感しやすい。
2. **「AIとの距離感」可視化型** - 絵文字やバロメーターで、AIへの感情の変化をビジュアルで表現。 - 「最初は拒否感→今は適度な距離感で活用」など、感情のグラデーションを見せる。
3. **「AIを使う人間の責任」問題提起型** - 「AIで発信できるのは良いこと。でも“チェックしない”のはどうなの?」という問題提起からスタート。 - 「AI時代の“発信の質”や“責任”」について考えるきっかけを与える。
4. **「AIツールを1週間ごとに変えてみた」体験レポ型** - 実際にいろんなAIツールを使ってみて感じたこと・気づいたことを、エピソードや失敗談を交えて紹介。 - 「AIは行数を数えるのが苦手だった」など、具体的な“あるある”を盛り込む。
5. **「AIにイライラする自分もOK!」共感型** - 「AIにイライラするのは悪いことじゃない。むしろ、その気持ちを言語化してみたら、意外と前向きになれた!」というメッセージ。 - 聞き手の“もやもや”を代弁しつつ、明るい気持ちに導く。
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### 追加のご要望も大歓迎!
- 「この案を組み合わせたい」「もっと技術寄りにしたい」「逆に感情面を深掘りしたい」など、どんなリクエストもOKです!もちろん、他にも「こういう切り口は?」というアイデアがあれば教えてください。
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どの切り口が一番しっくりきますか?もしくは「これとこれをミックスしたい」など、あなたのイメージを聞かせてください!(決まるまで何度でも一緒に考えます!)
この「切り口の提案」が本当に便利です。 発表の軸 が決められれば、「この話は軸とは関係ないから時間的に省こうかな」という 判断材料 になります。
「あれもこれも話してまとまりのない発表になっちゃった……」「自分が言いたいことだけ言って、聞き手に何も持ち帰ってもらえなかった」というのを防げます。
スライド・台本の作成
構成まで決まったら 新しいチャットに切り替えてから スライドを作成します。
既存の「スライド作成AIサービス」などもありますが、筆者はMarkdownで管理したかったためSlidevを使ってスライドを作成しました。
次の構成をSlidevのMarkdown形式のスライドとして出力してください。
[ここに構成を貼り付ける]
当然これだけですぐにスライドができるわけではありませんが、 たたき台 としては十分です。出力されたものを手動・あるいはAIに指示して改善していきます。
共通のレイアウト・コンポーネントがあれば、それをAIにファイルとして切り出してもらうと楽です。
Slidevでスライドを作るメリット
Slidevでスライドを作ると、専用のAIスライドサービスと違って普段コーディングで使っているAIに頼めます。
課金先や口調設定が変わらないのはもちろんのこと、コーディングAIならVue.jsやCSSにも詳しいため、Slidevでもデザインにも苦労しません。
スライドの実体がMarkdownファイルであるため、スライドに対するレビューもAIに頼めるメリットがあります。部分的な修正だけじゃなく、スライドを横断した変更もAIにお願いできます。また、文言修正の差分がわかりやすいです。
あとAIとは関係ないですが「コードブロックが表示できる」「Gitでバージョン管理ができる」などのメリットもあります。
画像の作成
今までの発表資料の作成では画像作成が大変でした、今回はAIに頼んで楽になりました(使ったのはChatGPT)。
プロンプトは次の記事を参考に「教材用イラスト」っぽく作成しました。
SNSで1万インプ超え!ChatGPT画像生成プロンプト10選|ikumi@AIを使うママ社長
すぐに画像を作らせるパターン
まずはいきなり画像を作らせた例です。
以下の特徴を持つ子ども向け教材用イラストを生成してください:- 「AIとの距離感(仲良くない)」を表す図 - AIと人間がそれぞれ腕を組んで反対方向を向き、仲良くない様子を表す- AI(ロボットっぽい感じ。でもちょっと筋肉質な男性っぽい)と人間(短髪黒髪の顎髭のある成人男性。髭は顎だけでもみあげとか口周りにはない)- カラフルで教育的なデザイン
やたら顎髭の指示をしてますが自分に近いイラストの方がいいかなという理由です。
上記のプロンプトを使って生成されたのが左側の画像です。

プロンプトだけの指示だと顎髭を認識してくれないことが多くてそこは諦めました。
プロンプトも一緒に考えてもらう例
いきなり画像を作ると「自分の頭の中ではこう思ってたのに!」ということになりがちです。
そこで、うまく言語化できないときは「プロンプトに書く 画像の構成要素」もAIに考えてもらいました。
「AIによる生成記事が読みづらいし、正確な情報かチェックされてない」というイラストを描きたいのですが、その要素を考え中です。(本当はAIのせいではなく、人間の指示が悪かったせいですがそのイラストは別に書くので今回は気にしないで)
どんな様子を描いたらこのテーマを表現できますか?いくつかシチュエーションを提案してください
上記のプロンプトに対するAIの回答は次のとおりです。
### 1. 混乱する読者- 新聞やスマホ、パソコンの画面を見て、頭に「?」マークを浮かべて困惑している人。- 文章がグチャグチャに絡まったり、文字がバラバラに崩れている記事を読んでいる様子。- 読者の後ろにAIロボットが「どうだ、すごいだろ?」みたいな顔で立っている。
### 2. チェックされていない情報- 記事の中に「誤情報」や「?」マークが赤字で目立つように散りばめられている。- 記事の横に「校閲中」のスタンプが押されていない、もしくは「未確認」と大きく書かれている。- AIロボットが大量の原稿をベルトコンベアで流しているが、人間の編集者が寝ている、もしくはいない。
### 3. AIが記事を量産している様子- AIロボットがプリンターのように記事を大量に吐き出しているが、記事の山が崩れていたり、ゴミ箱に直行している。- 記事の一部が「Lorem ipsum」や意味不明な文字列になっている。
### 4. 読者が誤情報に振り回されている- 読者が記事を信じて困った顔をしている(例:間違ったレシピで料理が失敗している、変な健康法を試している)。- 読者の頭の上に「本当?」と疑問符がたくさん浮かんでいる。
### 5. AIと人間の対比- AIロボットが「完璧!」と自信満々に記事を渡しているが、人間が「これ本当に大丈夫?」と心配そうに受け取っている。- AIの後ろに「チェックリスト」があるが、全部空欄のまま。
筆者が雑に投げたイメージをもとに、具体的なシチュエーションを提案してくれてました。この「2」「3」を元に、筆者は次のプロンプトを書いてAIに投げました。
以下の特徴を持つ子ども向け教材用イラストを生成してください:- 「AIによる生成記事が読みづらいし、正確な情報かチェックされてない」を表す図 - AIが大量の原稿をベルトコンベアで流しているが、人間の編集者がいびきをかいて寝ている- AIはちょっと筋肉質な男性っぽい- ベルトコンベアの先端から大量の原稿落ちて床に散らばっている- 原稿のテキストの表現は文字ではなく四角形や直線などで簡易的に表現。カラフルで整理されていない「ぐちゃぐちゃな図形・線・記号」が散乱しているイメージ(抽象的で情報量が多い印象に)- カラフルで教育的なデザイン
生成されたのが次のスライドの画像部分です。

極力文字は入れない
現時点でのAI画像生成は文字が崩れたりします。そのため筆者は「文字を入れないイラスト」を指定しました。
「文字っぽいものがあればいい」ケースでは、前述のプロンプトのようにテキストの表現は文字ではなく四角形や直線などで簡易的に表現
と指定しました。
現時点で本当に文字を入れたい場合は、ベースとなる画像のみを生成させてあとから別のソフトで追加するのが良さそうです。
登場人物が多い場合
生成したい画像で登場人物の指定が多い場合、腕が増えたりします。
試行錯誤したところ、 「配置」「ポーズ」を明確に指定 するとうまくいきました。
以下の特徴を持つ子ども向け教材用イラストを生成してください:- 複数の人物が映画のポスターっぽい感じで写っている- 登場する人物 - 左上 ギャルの女性(ピース、近くに複数のEmoji) - 右上 おじさん(両手でハート、近くに複数のEmoji) - 左下 元気いっぱいのスーツの男性(ガッツポーズ、近くに爆弾) - 右下 ツンデレの女性(腕組、ちょっと照れてる表情)- カラフルで教育的なデザイン- 文字は入れない
生成されたのが次のスライドの画像部分です。

部分的に修正したい場合
後から職場の方に教えていただいたのですが、ChatGPTで生成された画像をクリックして「選択ツール」を押すと画像の範囲を指定して指示を出せます。

レビューしてもらう
これは発表後に気づいたのですが、MarkdownなのでAIにファイルを渡せばそのままレビューもしてもらえます。
実際の会話
今回の発表の「構成の壁打ち」のログ全部を折りたたみの中に載せています。登壇内容は別途記事としてまとめているため、比較すると「ここを削ったんだな」というのが分かって面白いかもしれません。
SenpaiUserInput
タグの中身が自分の入力した文章で、それ以外はAIによる出力です。
壁打ちのチャット履歴(長いです)。クリックで開きます。
<SenpaiUserInput>
今回は特別にブログじゃなくて「LTの発表スライド」の構成を考えるのを手伝ってもらえますか?
</SenpaiUserInput>
もちろんです!LT(ライトニングトーク)の発表スライドの構成を考えるお手伝いも大歓迎です!
まず、どんなテーマやアイデアでLTをやりたいのか、ざっくりでもいいので教えてもらえますか?「なんとなくこんなこと話したい」「最近こんなことにモヤモヤしてる」みたいな抽象的な気持ちでもOKです!
もしまだアイデアが固まっていなければ、「なぜそのテーマで話したいのか」「どんな人に聞いてほしいのか」など、背景にある思いや動機も一緒に掘り下げていきましょう!
まずは、あなたの中にある「話したい気持ち」や「伝えたいこと」を自由に教えてください!(もちろん、迷っていたり、うまく言葉にできない場合は一緒に整理していきますのでご安心を!)
どうぞ、今の気持ちを聞かせてください!
<SenpaiUserInput>
とりあえず今考えていることをバーっと書いていきます。- スライドの構成 - 前半の内容を踏まえ、後半に技術的な話をする - AIに対する気持ちを絵文字とバロメーターで表現する
↓書く内容- AIなんかムカつく!というイライラ君だった - 記事を全部AIに書かせてチェックしない・読みやすくしない(文章垂れ流し)なのはpublisherですらない - 書けなかった人が発信できるようになるのは良いことだけど - -> むしろ読みやすくなるなら全然いい - 過剰に「〇〇一強でしょ」「〇〇以外使ってるエンジニアは終わり」と煽る人(どこでもそういう人はいそう) - Enterで送信されてしまうやつの多さ- AIなんて、AIなんて、 - これはよくない - 好きにはならずとももう少し歩み寄る必要- -> よく考えてみるとAIが嫌いなんじゃなくてそれを使う人間・インターフェースに対する不満だった- というか別にAI使ってないわけじゃない - ブログの構成を書くのに使ってる - たたき台を作らせる - チャットで質問してる - NotebookLLMでごにょごにょ- 実際に使う・ツールを作ってみる - ツールを1週間毎に変えてみる - Cursor、Cline、avante、CodeCompanion - gpt-4.1だとファイル編集だけ、みたいな気づきがある→「指示追従」ってこういうことなのね - AIにコード編集させる←自分で書くのも好きだけど、別にAIに書かせるのは反対ではない。→「モノを作るのが好きなんだぁ」 - AIは行を数えるのが苦手だと分かった - AIにコード編集するツールを自分でも作ってみた(このツールの紹介自体はしない) - Mastraを使ってみた - コード編集として何を出力させるか問題 - ファイル全体を対象にする - 行指定にする - 部分的に置換する - ほかにもいろいろ - コード編集の差分を何を使って出力させるか問題 - スキーマ指定のパターン - 普通のテキストと混ぜるパターン - コードを読ませる方法のバリエーション - ツールを使って読ませる - プロンプトと一緒にファイルを添付 - ガチのファイルとして添付する - プロンプトのテキストに追加する - ファイルパスの表示どうするの問題 - ファイルパスを全部表示 - ファイル名だけ表示 - リンクとして表示 - RAGは自動にする?メンション形式にする?- 情報を仕入れる:vim-jpの`#hobby-ai`- もしかしてAIのこと、、、、- 学び - AIに書かせてチェックしない記事は未だにイラッとするのでどうしようね - AIだろうと手を動かさないと分からないことはいっぱいある - 「手を動かす」というのも変わりつつあるからこれもまた向き合っていく - 自分でツール作ると楽しいよ
</SenpaiUserInput>
素晴らしい!めちゃくちゃ熱量とリアルな気持ちが伝わってきます!この「AIに対する複雑な感情」と「実際に使ってみての気づきや学び」が混ざり合っている感じ、とても面白い切り口になりそうです。
まず、あなたが書き出してくれた内容を少し整理しながら、「なぜこのテーマで話したいのか」「どんな気持ちが根っこにあるのか」を一緒に深掘りしてみませんか?
### いくつか質問させてください!
1. **「AIなんかムカつく!」という気持ちの根っこには、どんな体験やモヤモヤがありましたか?** - たとえば、AIを使った記事や発信に対して「これでいいの?」と思った瞬間や、SNSでの煽り発言など、印象的な出来事があれば教えてください。
2. **「でも実際は自分もAIを使っている」という気づきについて、どんな心境の変化がありましたか?** - 使ってみて「意外と便利だな」と思った瞬間や、「ここはやっぱり人間がやるべきだ」と感じたことなど、印象的なエピソードがあればぜひ!
3. **「AIに対する気持ちを絵文字やバロメーターで表現したい」とのことですが、どんなイメージを持っていますか?** - たとえば「最初は💢→今は🤔→たまに😍」みたいな変化?それとも複雑なグラデーション? - もし具体的なアイデアがあれば教えてください!
4. **このLTを通じて、聞いてくれる人にどんなことを感じてほしいですか?** - 「AIに対して素直に向き合ってみよう」と思ってほしい? - それとも「自分もモヤモヤしてたけど、ちょっと前向きになれた」みたいな共感?
---
このあたりを一緒に深掘りできると、スライドの構成やストーリーがグッと面白くなります!もちろん、答えられる範囲で大丈夫ですし、「うまく言葉にできない…」という場合は一緒に整理しますのでご安心を!
深掘りが終わったら、次のステップ(切り口のブレスト)に進みますので、まずはあなたの「根っこにある気持ち」や「伝えたいこと」をもう少しだけ教えてもらえますか?
<SenpaiUserInput>
>「AIなんかムカつく!」という気持ちの根っこには、どんな体験やモヤモヤがありましたか?
技術記事投稿プラットフォームでAIによるまとめを見かけるようになった。「今まで発信できなかった人が発信できるようになったのは良いことだけど、何もチェックしないで垂れ流しにしてるのがイライラする。チェックしたうえで間違えちゃうことは人間にもあるけど、そもそもチェックしないのはどうなのさ」という感じ。
あと、AIが書いたかどうか知りたいという気持ちがあった。これは「実際に使ってみてどう思ったのか」みたいなことが知りたいからかな、と自分の気持ちを考察。
> 「でも実際は自分もAIを使っている」という気づきについて、どんな心境の変化がありましたか?
別にAIが嫌いなわけじゃないのかな?と思った
> 「AIに対する気持ちを絵文字やバロメーターで表現したい」とのことですが、どんなイメージを持っていますか?
😡 →😍のように顔の絵文字の表現 + スライドの右に縦のバロメーター。バロメーターについては今回は考えなくていいです(後で自分で考える)。
> このLTを通じて、聞いてくれる人にどんなことを感じてほしいですか?
もし同じようにイライラしてる人がいたら共感してもらったり、AIにコード編集させる裏側を知って「面白いじゃん」など、明るい気持ちになってほしいです。
</SenpaiUserInput>
ありがとうございます!とても率直でリアルな気持ち、しっかり伝わってきました!
### まとめ&深掘りコメント
- **「AIなんかムカつく!」の根っこ** - 「AIで発信できるようになったのは良いこと」だけど、「チェックせずに垂れ流し」は納得できない、という“責任感”や“発信の質”へのこだわりが感じられます。 - 「AIが書いたかどうか知りたい」というのは、単なる批判ではなく「どう使われているのか、どんな工夫や失敗があるのか」に興味がある、という前向きな知的好奇心も見えます!
- **「でも実際は自分もAIを使っている」** - 「嫌いなわけじゃないのかも?」という気づきは、AIとの距離感や“自分なりの使い方”を模索している証拠ですね。 - ここに「葛藤」や「変化」があって、ストーリーとしてとても面白いです!
- **絵文字・バロメーター表現** - 😡→😍のような感情の変化をビジュアルで見せるのは、LTのテンポや共感を生みやすい素敵なアイデアです!
- **伝えたいこと・狙い** - 「同じようにイライラしてる人に共感してほしい」 - 「AIの裏側や工夫を知って“面白いじゃん”と明るい気持ちになってほしい」 - 共感+前向きな気持ち、というバランスがとても良いですね!
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#### さらに視野を広げるためのコメント
- 「AIを使うこと自体」よりも「どう使うか」「どう向き合うか」にこだわりがあるのが伝わります。 もしかしたら「AI時代の“発信の責任”」や「人間らしさって何だろう?」みたいなテーマにも発展できそうです!- また、「AIにイライラする自分」も含めて、正直に語ることで、聞き手の“もやもや”も言語化してあげられるかもしれません。
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### ここまでの深掘りで、LTの「根っこにある気持ち」や「伝えたいこと」は整理できたと感じますが、**このまま次のステップ(切り口のブレスト)に進んでも大丈夫ですか?**もし他にも「こういう気持ちもある」「ここをもっと掘り下げたい」などあれば、ぜひ教えてください!
ご確認お願いします!
<SenpaiUserInput>
整理できた!ありがとう!切り口のブレストに移ってください
</SenpaiUserInput>
ありがとうございます!整理できてよかったです!それでは、ここから「記事(LT)の切り口」についてブレストしていきます!
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## 切り口ブレスト案
1. **「AIにイライラしたけど、実は自分も使ってた話」型** - 最初はAIにムカついていた自分が、実は日常的にAIを使っていたことに気づくまでの“心の変化”をストーリー仕立てで。 - 聞き手も「自分もそうかも」と共感しやすい。
2. **「AIとの距離感」可視化型** - 絵文字やバロメーターで、AIへの感情の変化をビジュアルで表現。 - 「最初は拒否感→今は適度な距離感で活用」など、感情のグラデーションを見せる。
3. **「AIを使う人間の責任」問題提起型** - 「AIで発信できるのは良いこと。でも“チェックしない”のはどうなの?」という問題提起からスタート。 - 「AI時代の“発信の質”や“責任”」について考えるきっかけを与える。
4. **「AIツールを1週間ごとに変えてみた」体験レポ型** - 実際にいろんなAIツールを使ってみて感じたこと・気づいたことを、エピソードや失敗談を交えて紹介。 - 「AIは行数を数えるのが苦手だった」など、具体的な“あるある”を盛り込む。
5. **「AIにイライラする自分もOK!」共感型** - 「AIにイライラするのは悪いことじゃない。むしろ、その気持ちを言語化してみたら、意外と前向きになれた!」というメッセージ。 - 聞き手の“もやもや”を代弁しつつ、明るい気持ちに導く。
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### 追加のご要望も大歓迎!
- 「この案を組み合わせたい」「もっと技術寄りにしたい」「逆に感情面を深掘りしたい」など、どんなリクエストもOKです!もちろん、他にも「こういう切り口は?」というアイデアがあれば教えてください。
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どの切り口が一番しっくりきますか?もしくは「これとこれをミックスしたい」など、あなたのイメージを聞かせてください!(決まるまで何度でも一緒に考えます!)
<SenpaiUserInput>
切り口としては「AIとの距離感」可視化型で発表したいです。ただし、感情面を深堀りしすぎると「技術的な話を聞きに来た人」が飽きる気がします。なので後半は技術的な話をしたいです。
</SenpaiUserInput>
素晴らしい選択です!「AIとの距離感」可視化型は、感情の変化をビジュアルで見せつつ、後半でしっかり技術的な話にシフトすることで、幅広い聴衆に刺さる構成になりそうです!
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### 視野を広げるコメント
- 感情面を“入口”にして、技術的な話に“着地”する流れは、 「共感→学び」のストーリーが作れるので、LTとしてとても強いです!- 技術的な話のパートでは、「AIツールをどう使い分けたか」「自作ツールで工夫した点」「AIの苦手なこと」など、 具体的なTipsや“あるある”を盛り込むと、技術者にも刺さりやすいです。- 逆に、感情面をサラッと流しすぎると「なぜこの話をするのか?」が伝わりにくくなるので、 最初に“自分の距離感の変化”をしっかり見せてから技術に入るのがオススメです!
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この切り口で進めていくこと、最終確認させてください!もし「技術パートで特に話したいこと」「この話題は絶対入れたい」などあれば、今のうちに教えてもらえると構成作りがスムーズです。
OKでしたら、次は「記事(LT)の狙い」=①どんな人に聞いてほしいか②聞いてどう思ってほしいか③特に伝えたいポイントを一緒に整理していきましょう!
ご確認お願いします!
<SenpaiUserInput>
>AIツールをどう使い分けたか
これは単純に「いろいろ使ってみて、これは補完がしやすいとかそういう気付きから自分はインターフェースに対してイライラしてたんだなぁ」という気付きです。技術的なパートではそこから派生して、「プロンプトをコピペして使いまわしやすい」のはこういう実装、とかそういう話もしたいです。
> ①どんな人に聞いてほしいか
ちなみにLTが行われるイベントの来場者は「AIに興味を持っている開発者」です。
- 今まで「AIはどんなことができるのか・最新の状況は?」みたいので走り疲れた人に- 自分と同じようにAIに対してイライラしてる人
> ②聞いてどう思ってほしいか
- AIに対して明るい気持ちになってほしい
> ③特に伝えたいポイント
- AIは面白い。特に、AIにコード編集をさせるツールを作ってみたらその面白さが分かった- 手を動かさないとわからないこともやっぱりあるね
</SenpaiUserInput>
めちゃくちゃ良い「狙い」になっています!しかも、聴衆の属性(AIに興味のある開発者)も明確なので、構成もグッと作りやすくなります!
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### さらに深掘り&視野を広げるコメント
- 「AIツールの使い分け」→「自分がイライラしていたのはAIそのものじゃなく、インターフェースや体験だった」という気づきは、 多くの開発者が共感しやすい“あるある”です! ここをしっかり言語化してあげると、聴衆の“もやもや”も晴れやすいです。- 技術パートで「プロンプトのコピペ性」や「実装の工夫」に触れるのは、 “実践的なTips”としても価値が高いです。 もし余裕があれば「自作ツールで得た学び」や「AIの苦手なことをどうカバーしたか」も盛り込むと、さらに深みが出ます!- 「手を動かさないと分からないこともある」というメッセージは、 “AI時代の開発者”にとって大事な気づきなので、最後にもう一度強調すると印象に残りやすいです。
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#### 追加で考えてみても良い観点
- 「AIにイライラしてもいいんだよ!」という“許し”のメッセージも、 共感を呼ぶポイントになるかもしれません。- 「AIとの距離感は人それぞれでOK」という多様性の視点も、 聴衆の安心感につながります。
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この「狙い」で進めていきましょう!次は、いよいよスライド(LT)の構成を作っていくステップです。
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### 構成作成について
- まずは**あなた自身で構成を作ってみてください**(どんなにラフでもOK!)- もし「アシストが必要」「一緒に考えてほしい」という場合は、遠慮なく言ってください! 必要に応じて、こちらからもアイデアやテンプレートを出します。
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構成ができたら、こちらでフィードバック&一緒にブラッシュアップしていきます!どうぞ、あなたのペースで構成案を作ってみてください!
<SenpaiUserInput>
まずは最初に書いた構成がこんな感じです。```markdown- AIなんかムカつく!というイライラ君だった - 記事を全部AIに書かせてチェックしない・読みやすくしない(文章垂れ流し)なのはpublisherですらない - 書けなかった人が発信できるようになるのは良いことだけど - -> むしろ読みやすくなるなら全然いい - 過剰に「〇〇一強でしょ」「〇〇以外使ってるエンジニアは終わり」と煽る人(どこでもそういう人はいそう) - Enterで送信されてしまうやつの多さ - 最近だとXの「@〇〇 ファクトチェック」による攻撃- AIなんて、AIなんて、 - これはよくない - 好きにはならずとももう少し歩み寄る必要- -> よく考えてみるとAIが嫌いなんじゃなくてそれを使う人間・インターフェースに対する不満だった - ハルシネーションがどうとかそういうのは「そういうもの」と割り切れている- というか別にAI使ってないわけじゃない - AI検索 - ブログの構成を書くのに使ってる - たたき台を作らせる - チャットで質問してる - NotebookLLMでごにょごにょ- 実際に使う・ツールを作ってみる - ツールを1週間毎に変えてみる - Cursor、Cline、avante、CodeCompanion - gpt-4.1だとファイル編集だけ、みたいな気づきがある→「指示追従」ってこういうことなのね - OpenRouterを使ってたのでモデルを切り替えられた - AIにコード編集させる←自分で書くのも好きだけど、別にAIに書かせるのは反対ではない。→「モノを作るのが好きなんだぁ」 - AIは行を数えるのが苦手だと分かった - AIにコード編集するツールを自分でも作ってみた(このツールの紹介自体はしない) - Mastraを使ってみた - コード編集として何を出力させるか問題 - ファイル全体を対象にする - 行指定にする - 部分的に置換する - ほかにもいろいろ - コード編集の差分を何を使って出力させるか問題 - スキーマ指定のパターン - 普通のテキストと混ぜるパターン - コードを読ませる方法のバリエーション - ツールを使って読ませる - プロンプトと一緒にファイルを添付 - ガチのファイルとして添付する - プロンプトのテキストに追加する - ファイルパスの表示どうするの問題 - ファイルパスを全部表示 - ファイル名だけ表示 - リンクとして表示 - RAGは自動にする?メンション形式にする?- 情報を仕入れる:vim-jpの`#hobby-ai`- もしかしてAIのこと、、、、- 学び - AIに書かせてチェックしない記事は未だにイラッとするのでどうしようね - AIだろうと手を動かさないと分からないことはいっぱいある - 「手を動かす」というのも変わりつつあるからこれもまた向き合っていく - 自分でツール作ると楽しいよ```この構成と先ほどの会話から構成を考えてください
</SenpaiUserInput>
素晴らしい!最初の構成、熱量も流れもすごく良いですし、会話で深掘りした「AIとの距離感」「技術的な話への着地」もちゃんと盛り込まれています!
ここから、より「LTスライド」として伝わりやすく、かつ「感情→技術」の流れが自然になるように、構成を整理&ブラッシュアップしてみました。
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```markdown## AIとの距離感、どうしてる? 〜イライラ君からの脱却と技術的な気づき〜
### はじめに- 自己紹介- 今日話したいこと:「AIとの距離感」を絵文字で可視化しつつ、技術的な話もします!
### 前半:AIにイライラしていた頃- 「AIなんかムカつく!」イライラ君時代 - チェックしないAI記事の垂れ流しにイラッ - 「〇〇一強」煽りや、Enterで送信されるUIへの不満 - Xの「@〇〇 ファクトチェック」攻撃も気になる- でも…「AIが書いたかどうか知りたい」=実は興味もあった
### 中盤:気づきと変化- 「AIなんて…」と距離を置いていたけど - よく考えたらAIそのものより“使う人間・インターフェース”への不満だった - ハルシネーションは「そういうもの」と割り切れる- 実は自分もAIを使っていた - AI検索、ブログ構成、たたき台、チャット、NotebookLLMなど
### 後半:技術的な話・実践編- いろんなAIツールを使ってみた - 1週間ごとにツールを変えてみた(Cursor、Cline、avante、CodeCompanion…) - gpt-4.1の「指示追従」やモデル切り替えの気づき - AIにコード編集させる体験 - 「自分で書くのも好きだけど、AIに書かせるのも面白い」 - AIは行数カウントが苦手- 自作ツールでの工夫・学び - コード編集の出力形式(全体/行指定/部分置換…) - 差分の出し方(スキーマ指定/テキスト混在) - コードの読ませ方(ツール/添付/テキスト追加…) - ファイルパスの表示方法(全部/ファイル名だけ/リンク/RAG…) - こうした工夫を通じて「インターフェースへのイライラ」の正体が見えてきた- 情報収集:vim-jpの`#hobby-ai`など
### まとめ・学び- AIに書かせてチェックしない記事は今もイラッとする(でもそれでOK!)- AIだろうと「手を動かさないと分からない」ことは多い- 「手を動かす」も変わりつつある。自分でツール作ると楽しい!- AIとの距離感は人それぞれ。イライラしても、使いこなしても、どっちもOK!
### おわりに- AIに対して明るい気持ちになってもらえたら嬉しいです!- ご清聴ありがとうございました!```
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## フィードバック&視野を広げるコメント
- 「感情→気づき→技術→学び」の流れが自然で、聴衆も共感しやすいです!- 技術パートは「自作ツールの工夫」や「AIの苦手なこと」など、具体的なTipsが入っていて、開発者にも刺さります。- まとめで「イライラしてもOK」「距離感は人それぞれ」と“許し”のメッセージを入れることで、聴衆の安心感も生まれます。- もし時間が余れば「AIとの距離感が変わった瞬間」を1枚スライドでビジュアル化すると、より印象に残ります!
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この構成をベースに、さらに「ここを強調したい」「この話題を追加したい」などあれば、どんどん教えてください!もちろん、スライド枚数や時間に合わせて調整もできます。
どうでしょうか?ご意見・ご要望お待ちしています!
以上、AIと一緒に発表資料を作った話でした。
AIは完璧な答えをくれる存在ではなく、 「自分の思考を一緒に形にしてくれる存在」 という認識で使うのが良さそうです。