Chrome拡張機能のドキュメントを見やすくするCSS

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Chrome拡張機能のドキュメントにあるサイドバーのスタイリングを変更して見やすくするCSSを紹介します。

問題点

Chrome拡張機能のドキュメントは左右両方にサイドバーが設置されています。

次の画像のようにフルHDやWQHDで閲覧する分には問題ありません。

普通のサイズ

ウルトラワイドモニターでウィンドウを2分割した場合などは、サイドバーが圧迫されて見づらくなります。

サイドバーが圧迫されている

左のサイドバーは基本的に文字数が少ないため、余白が多くなっています。
一方、右のサイドバーは文字数が多いため、文字が複数行に跨ってしまいがちです。

解決法

このサイドバー問題のスタイルを調整するCSSを当てれば解決できます。
CSSの適用方法は2つあります。

おすすめは拡張機能Stylusを使ってCSSを記述・管理する方法です。

余計な拡張機能を入れたくない人は、content scriptを使って自分で拡張機能を書きましょう。この記事を読んでいるくらいですから、拡張機能の開発はたやすいでしょう。

適用させるCSS

では実際に適用させるCSSの紹介です。

@-moz-document url-prefix("https://developer.chrome.com/docs/extensions") {
.devsite-sidebar {
--devsite-js-sidebar-max-width: 220px;
}
body[ready] devsite-book-nav, .devsite-book-nav-bg {
width: 160px;
}
body[layout=docs] .devsite-main-content[has-book-nav][has-sidebar] {
grid-template-columns: minmax(160px, 1fr) minmax(752px, 936px) minmax(220px, 1fr);
}
.devsite-nav {
--devsite-nav-font-size : 14px;
}
.devsite-nav-list a {
padding: 4px;
}
}

サイドバーの幅・フォントサイズ・パディングを調整します。

拡張機能のドキュメントを対象とするため、https://developer.chrome.com/docs/extensionsで始まるURLをターゲットにします。

次の画像が、Stylusを使ってCSSを適用したときのドキュメントの見た目です。

適用後のドキュメントの見た目

左のサイドバーが狭くなりました。右のサイドバーは少し広く、1行あたりに表示される文字数が増えています。


本記事で紹介したCSSは2024年7月14日時点でのドキュメントに基づいています。
Chrome拡張機能の公式ドキュメントはたまにデザインが変わるため、未来永劫使えるとは限りませんのでご注意ください。