Sequel Aceを使えばMySQL操作をGUIで簡単&効率化

MySQLのGUIクライアントツールSequel Aceが便利だったので紹介します。

Sequel Aceとは

Sequel AceはMySQL・MariaDBをGUIで簡単に操作できるツールです。

Sequel Aceの例

普段あまりSQLを触らない人がちょっと触りたいときに便利です。日本語対応もバッチリなので英語に不安がある人でも安心です。

インストール方法

App StoreやHomebrewでインストールできます。

Terminal window
brew install sequel-ace

Sequel Aceの使い方

DBへの接続方法と操作方法を紹介します。

接続方法

Sequel Aceを起動すると、次のように接続画面が出ます。

Sequel Ace 接続画面

ここに「ホスト」「ユーザー」「データベース」などの情報を入力します。次の項目でHomesteadの接続例を紹介します。

HomesteadのVagrantとの接続方法

Homesteadを使ってローカルサーバーを立てている場合の接続例を紹介します。
次のようにsshで接続します。

Homestead

デフォルトでは次のように入力すればOKです。

項目入力内容
Host127.0.0.1
Usernameユーザー名
Passwordパスワード
Databaseデータベース名
SSH Host127.0.0.1
SSH Uservagrant
SSH Passwordvagrant
SSH Port2222

※ポート番号などを変えた人は次のコマンドで確認しておきましょう。

Terminal window
vagrant ssh-config
Host homestead
HostName 127.0.0.1
User vagrant
Port 2222
...

お気に入り登録

毎回入力するのは面倒です。次の手順でお気に入り登録をしておくと便利です。

  1. Test connectionで接続確認
  2. 接続に問題なければAdd to Favorites
  3. Connect
お気に入り登録

操作方法

大部分は直感的に操作できるため、一部のみを紹介します。

たとえば、フィルターをかけて表示したり。

フィルター

カラム名の上にマウスカーソルを持ってくれば、型やコメントが表示されます。わざわざコマンドを実行したりドキュメントを開かなくて済みます。

ホバー画像

テーブルの更新

表示後に叩いたAPIの結果を反映させるには、テーブルの表示を更新する必要があります。ブラウザで言うところのリロードですね。
メニューのDatabase>Refresh TablesまたはControl++Rを入力します。

テーブルのリフレッシュ

コマンドラインでphp artisan migrateなどを実行してちょっと手を加えたときにもRefreshしておきましょう。

クエリを書いて実行

画面上部のクエリからクエリを実行できます。

クエリの例

ユーザーを作っておこう

Sequel Aceはさくっと値を変更できて便利なのですが、筆者は閲覧専用のユーザーを別途作っています。

MySQLで次のようなコマンドを実行し、ユーザーの作成と権限の設定をしておきます。

CREATE USER 'ユーザー名'@'localhost' IDENTIFIED BY 'パスワード';
GRANT SELECT ON MyDatabaseNameHere.* TO 'ユーザー名'@'localhost';

データベース・ユーザーの切り替え

複数のデータベース・ユーザーを切り替えたい場合は、メニューのFile>New Connection Tabをクリックします。

ユーザーの切替

ブラウザのようにタブ操作で簡単に切り替えられます。


以上、Sequel Aceの使い方でした。普段あまりSQLを触らない人でも、簡単にMySQL・MariaDBの操作ができて便利です。